映画『ラストマン FIRST LOVE』を久しぶりのレイトショーで鑑賞してきました。 本記事では、ドラマ版『ラストマン』を視聴してきたファン目線で、映画版『ラストマン FIRST LOVE』の感想・評価をネタバレありで正直にレビューしていきます。
ドラマの頃から福山雅治さんと大泉洋さんの軽快な掛け合いが好きで見ていた作品で、今回もそのコンビ目当てで映画館へ足を運びました。
映画『ラストマン FIRST LOVE』の総合評価
個人的な評価:100点中70点
大きな期待を抱いて鑑賞しましたが、結果としては「期待値は超えてくれたが、やや物足りなさも残る作品」という印象でした。 映画というよりは、スペシャルドラマのサイドストーリーを見ている感覚に近かったです。
ストーリーの感想|初恋にフォーカスした構成
本作のストーリーは、現在進行中の事件と、皆実捜査官のアメリカ留学時代の過去が交互に描かれていく構成になっています。 タイトルにもある通り、物語の中心は皆実捜査官の“初恋”です。
そのため、皆実捜査官の過去や、メロい福山雅治さんの演技が好きな方にとっては刺さる内容だと思います。一方で、事件そのものの深掘りを期待していた自分としては、やや恋愛要素に比重が置かれすぎているようにも感じました。
事件パートが物足りなく感じた理由
事件の流れ自体は非常に分かりやすく、テンポも良かった印象です。ただ、その分ミステリーとしての深みや意外性には欠けていたかなと思います。
ロシアの天才技術者を巡り、各国が水面下で綱引きをするという壮大な背景がありながらも、その“闇”の部分にはあまり踏み込まれずに終わってしまった点は少し残念でした。
キャスト・演技の見どころ
キャスト陣の演技は非常に満足度が高かったです。 特に印象的だったのは、福山雅治さん演じる皆実捜査官と、宮沢氷魚さん演じるイワノワの学生時代のキャスティングです。
お二人とも本当に本人の面影を感じさせる演技で、過去パートへの没入感が一気に高まりました。
また、元妻デボラが、イワノワが皆実捜査官の初恋相手だと知ってイライラする中、ユンが別れた理由を聞こうとするのを護道一族が止めるシーンは、思わず笑ってしまいました。 ドラマ版らしいコメディ感は健在でした。
意外性はあった?裏切り者と真相について
警察内部の裏切り者や、イワノワが初恋の本人ではなく姉妹だったという展開はありましたが、個人的にはどちらもある程度予想できる流れでした。
特に裏切り者については、他のキャラクターが怪しく描かれていた分、逆にCIAのタンが怪しいと感じてしまい、結果として大きな驚きにはつながらなかった印象です。
また、バッファの幹部との関係性や目的も最後まで明確にならず、少し消化不良感が残りました。
ドラマ版ファン目線での評価
ドラマ版から続く福山雅治さん・大泉洋さん・木村多江さんらの掛け合いは、今回も安定して楽しめました。 その点では、ドラマファンとして十分に及第点を超えていたと思います。
事件の真相が最後まで描かれなかったこともあり、次回作となるドラマや映画への“溜め”としての役割を担った作品なのかもしれません。
まとめ|映画『ラストマン FIRST LOVE』はこんな人におすすめ
本作は以下のような方におすすめです。
- ドラマ版『ラストマン』が好きな人
- 福山雅治さんの過去描写や恋愛要素を楽しみたい人
- 重すぎない刑事ドラマ・映画を求めている人
一方で、重厚なミステリーや事件の深掘りを期待すると、やや物足りなさを感じるかもしれません。
個人的には、ドラマ版のコメディ感を楽しめただけでも満足できた作品でした。次回作にも期待したいと思います。

